古着の匂いを取る方法 香水、タバコ、保管臭、衣類の色移りにも有効

古着を買ったら香水臭い、タバコ臭い!

お気に入りの服が色移りしてしまった!なんてことありませんか?

私はフリマアプリで古着を買うことがあるのでたまにニオイのきついものや

独特な保管臭(カビ、家の匂いなど)に当たることもあります。

ですが簡単なケアで綺麗に取ることができますので紹介します。

仮に匂いがなくても古着は未洗濯のものもあるし

(タグに全くヨレがないのは未洗濯の可能性大)、

前の持ち主がどう扱っていたかもわからないので私は洗います。

 

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古着に匂いがつく原因とは

古着にありがちな匂いの原因は主に3つです。

 

前の持ち主の匂い

 

香水、タバコ、体臭のような匂い・・・。

必ずしもホームクリーニング済みとは限らず、

フリマアプリなどで売られている古着は未洗濯のものも数多くあります。

ホームクリーニング済み、クリーニング済みと記載のないものは洗濯してない可能性高いです。

特に頻繁に洗う習慣の無いアウター、ボトムスなどはまず未洗濯でしょう。

未洗濯であれば匂いもそのまま残っているのです。

 

防虫剤、カビ、家の匂い

ナフタレン系防虫剤はツンと鼻につくような独特の匂いがあります。

また保管の際にカビが発生してカビ臭い、

古い家の匂いが衣類に染み付いてしまって

古い家みたいな独特の匂いがついていることがあります。

古い家には食事や生活の上で数年、数十年掛けて壁などに染み込んだ匂いがあり、

それが衣類にも付くのです。

よそのお宅にあがった時に匂ってくる独特の匂いです。

古い家ほど匂いがきつい、そこで保管されていたものも当然匂い移りしています。

 

お店の匂い

これはリアルの古着ショップによくあるのですが

お香など焚いてるショップがあり、

その匂いが衣類に染み付いてしまうというもの。

また匂いがきつい衣類と一緒に保管してることで移ることがあります。

香水よりは弱めですが嗅ぐと何となく甘臭いような独特の匂いがあります。

 

古着の香水、タバコ、カビ、保管臭を取る方法

特にしつこいのは香水です。

前の持ち主はよくこんなきついニオイの服着ていられたなって思うくらいです。

頭が痛くなるくらいきついです><

余談ですが海外ブランド香水ほどかなり匂いがきつめです。

着てる本人は匂いに慣れて何とも思わない

(むしろ慣れて弱く感じるからどんどん付けてしまう?)のでしょうが

周りはかなり迷惑してると思います・・・。

 

ちなみに香水のつけ方ですが

肌や衣類に直接ビシャーっと掛けるのは間違いで、

自分の上部にシュシューっと吹き付けて

その下をかいくぐるようにすると

付き過ぎずほのかに香る感じになります。

 

香水きつって付け方してる人は直接付ける派なんでしょうね・・・。

香水はタバコやカビの匂いに比べるとかなり強烈で残りやすいのですが

これも酸素系漂白剤(酷いときは酸素系漂白剤+粉末洗剤)でだいたい落とせます。

衣類の匂いは陰干しあるいは天日干しという手段もありますがこれはほぼ効果ありません。

きついものは数日干しても匂いが残っている場合が多く洗った方が断然早いです。

 

必要なもの

・酸素系漂白剤(ワイドハイターEX、オキシクリーンなど)※

・浸け込むための洗面器或いはバケツ

・お湯(湯船より熱いくらい/45℃~55℃くらい?)

・やけど防止のためあればゴム手袋なければ菜箸など

※該当衣類がシルク、ウール等の動物性繊維の場合は液体の酸素系漂白剤を使用すること

 

湯船より少し熱いくらいのお湯を沸かして洗面器に移します。

そこへ酸素系漂白剤を入れます。

粉末の場合は溶かします。

適量でもまず効くと思いますがニオイがめちゃくちゃきつい時は少し多めでも良いと思います。

そこへ該当の衣類を入れます。

だいたい30分~1時間くらい、お湯が冷めるまで。

 

基本的に酸素系漂白剤は水よりもお湯のほうが効果があるため

あまり長時間浸け込み過ぎても無意味なので時間をかけるでもせいぜい6時間程度です。

また長時間浸けるのはコットンなど強い素材のみです。

定期的に衣類のニオイを確認してみて匂いがなくなっていたらその時点でOK。

匂いを嗅いでみてまだ匂いが残っているようなら粉末洗剤も少し混ぜてみる。

その後に普通にお洗濯すればだいたい臭い匂いは取れています。

 

衣類に付いた色移りを取る方法

色移りのパターンには主に二つあります。

一つはお洗濯で他の洗濯物の色が移ってしまうこと、

もう一つは着用していて摩擦などで染料が他の衣類に移ってしまうこと。

色移りしてすぐの対応であれば大概落とせますが

時間が経っていても適切な処置をすればほぼ綺麗になります。

 

用意するもの

・お湯/できたら熱湯(熱湯でなくても湯船よりは熱い温度)

ただし素材によってはぬるま湯にする

・粉末洗剤

・洗面器やバケツなどの容器

・あればゴム手袋もしくは菜箸(普通の箸でも可)

・ガンコな色移りの場合は酸素系漂白剤(ワイドハイターEX、オキシクリーンなど)

 

まずはお湯を沸かします。

ポットやガスで沸かしてもいいし、

給湯でお湯を作る場合は湯船(40℃~42℃)より高めにして下さい。

お湯が沸いたら洗面器にお湯と(少し多めの)粉末洗剤を入れます。

ポイントはお湯の温度が高いこと、洗剤の量を少し多めに使うことです。

ここで洗剤の量が少ないと効果が半減すると思うので落とすために気持ち多めに使って下さい。

お湯に洗剤を溶かしたら目的の衣類を浸け込みます。

ゴム手をはめてザブザブと洗面器の中で少しかき混ぜてもいいし(やけど注意)、

菜箸などでかき回してもいいです。

色移りしてすぐの場合はすぐに染料が落ちてきます。

時間が経ってしまったものの場合はお湯が冷めるくらいまで浸けておきます。

これでほぼだいたいは色移りが落ちます。

 

・中古で買ったトップスの脇の下の辺りが衣類の色移りしていた

・自分でお洗濯で色移りさせてしまった

・自分で着用していて摩擦で色移りしてしまった

 

などの色移りに効果的です。

 

色移り、匂い取り共通の注意点

お湯(ぬるま湯以上~熱湯)を使うため洗濯機や洗面台は使わない。

ぬるま湯程度なら陶器の洗面台も可能ですが

洗濯機も陶器の洗面台も熱湯に耐えうる構造ではないと思いますので

故障や陶器が割れるなどのダメージを受ける可能性があります。

洗面器やバケツを使って下さい。

 

 

酸素系漂白剤・ワイドハイターEX、オキシクリーンはどちらが良いのか?

私は両方使ったことがあります。

洗剤や柔軟剤の匂いでごまかすのとは違って匂いの元を分解消臭するので

しつこい匂いも元から消すことができます。

ネットではオキシクリーン最強と謳われているので(笑)

最初に試したのはオキシクリーンでした。

次にワイドハイターEXを使いました。

 

結果から言いますと甲乙はつけがたく用途によって使い分けるのがベストです。

 

むしろ私はオキシクリーンの凄さがよくわかりませんでした。

元々洗濯用よりは室内に付けてしまった特殊な汚れを落とそうと購入したものでした。

ですが思ったほどの効果がありませんでした(落としたい汚れは落ちなかった)。

ただその他の用途に使うのならば効果は発揮するはずです。

残ったオキシクリーンは洗濯に使っていました。

 

オキシクリーンがネット通販や大型店舗など販売場所が限定されるのに比べ

ワイドハイターEXはスーパー、コンビニ、

ドラッグストアのいずれにもだいたい常備されていることから

いつでも手軽に買えるというメリットを考えると

効果が同じという視点からするとワイドハイターEXの方が軍配が少し上ではないかと思います。

 

またオキシクリーンは粉末のみなのに加え、

ワイドハイターEXは粉末・液体タイプがあるので用途で選べます。

私は今は洗濯メインで使っており素材の質を選ばず使えることから

液体のワイドハイターEXを愛用しています。

 

粉末も使ったことがあるのでわかりますが液体だから特別効果が低いとは思いません。

ただ液体の中でも効果のランクはあるので

その中でも強力タイプの酸素系漂白剤という視点で選んでいます。

 

用途の使い分け

粉末タイプ/動物繊維以外の繊維の漂白、除菌、消臭、油汚れ、室内のいろいろな場所の掃除

液体タイプ/動物繊維もOK、用途はほぼ洗濯

 

酸素系漂白剤の良いところ

・色柄物に使える

・漂白、除菌、消臭効果がある

・衣類のダメージが少ない

・塩素系のような強めの匂いが無い

 

酸素系漂白剤 粉末、液体の違い

粉末=弱アルカリ性、液体=弱酸性です。

もの自体がそもそも違います。

粉末は汚れ落ち効果が高く溶かして洗濯以外にお掃除にも使えるのがメリットです。

粉末の方が効果が高いのですがデメリットとして使う時には溶かさないといけない、

動物性繊維(絹、毛)には使えない、

液体よりも若干お値段がお高いということだと思います。

 

代表的な粉末タイプの酸素系漂白剤

 

ネットでよく「オキシ漬け」などという言葉があるくらいですが、

洗濯・漂白に利用する、キッチン用具の漂白、洗濯機のカビ取り、

その他お風呂場などの掃除などに利用可。

家中をピカピカにするつもりなら粉末を買った方がこれ一つでいろいろ使えます。

 

一方液体の方は粉末より反応が穏やかな分使える素材が多いです。

と言っても普通に洗うより汚れもニオイもしっかり落ちます。

強いて言うなら金属は変色するおそれがある(それは粉末も同じ)くらいです。

30分程度なら大丈夫ですがそれ以上は金属部分が変色することがあります。

むしろ溶かす手間が無く冷水(毎日のお洗濯など)でも使えるのが最大のメリットです。

使い道はほぼ洗濯用です。

 

代表的な液体の酸素系漂白剤

 

 

酸素系漂白剤の効果を最大限に生かすには

冷水よりもぬるま湯~熱湯が効果的です。

特に匂い取り、ガンコな汚れ取りにはお湯で浸けおきしてから洗濯することで

普通に洗濯するだけよりも綺麗に仕上がります。

ただし金属パーツの付属した衣類を長時間浸け込まない、

熱湯を使い場合は陶器の洗面台や洗濯機は避けて(熱湯に耐える構造ではないので)

洗面器やバケツを使うというのは覚えておいて下さい。

 

 

衣類の色移り、匂い取りについてまとめ

・色移りは熱湯に多めの粉末洗剤でだいたい落とせる

・ニオイ取りは酸素系漂白剤をお湯に溶かして衣類を浸け込むと落とせる

・匂いのきついものには酸素系漂白剤+粉末洗剤で浸ける

・粉末の酸素系漂白剤は動物性繊維には使えない

・液体の酸素系漂白剤はどの繊維にも使えるが粉末よりやや力が弱い

・酸素系漂白剤は色柄もOK、お湯を使うことで効果を発揮する

・金属パーツが付いた衣類は長時間浸け込まない

・陶器の洗面台、洗濯機に熱湯を使わない

 

酸素系漂白剤については基本的には容器ラベルの注意事項を守れば失敗はないですが、

「お湯を使うこと」が大前提です。